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夢を買う女

身を持ち崩さない程度に夢をみる女のひとりごと

人生でのオペラデビューをイタリアでしてきた。 -Aquagranda-


せっかくなので、本場のオペラを観に行こうと、フェニーチェ劇場にいってきました。だって日本で観るよりきっと安いし。いや、オペラは人生で一度も観たことないんだけど。

 

www.teatrolafenice.it

 

こっち来てから調べて初めて知ったのですが、オペラって毎日とか毎週とかやってるわけではないんですね。いや、もちろん劇場にもよりますが。宝塚的なロングランだとばかり思っていたら、全然なくてびっくり。有名作品かどうかなんて選んでられないし、そもそもオペラの知識ゼロで、音楽の知識もない人間なのだから何でもいいやと思って、2016-2017シーズンのフェニーチェの一作目のチケットを取ることにしました。

劇場に聞いてみると、なんとこの公演、学校用の貸切があるらしく、それなら学割で10€で観れるとのこと!これは行くしかない!ということで当日券で行ってきました。

当日チケットカウンターあたりにいると、学生(しかもどう見ても中高生)たちがたくさん!しかもみんなびっくりするほどラフな格好!ジーパンどころかスウェットの男の子までいるではないか‼ヅカ観に行ってもそんな人いないと思うと本当にびっくりです。

で、10€だし、まあ、バルコニーの上の方かと思っていたらまさかの一階席!後ろから2,3列目で端ではあったけれども、もう席が良すぎて感動です!

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Plateaが日本でいう1階席のこと。あえて日本語訳すると”平土間”らしい。

 

そして、劇場が思ったよりも狭い!床面積でいくとドラマシティぐらいしかないんじゃなかろうかという狭さ。オペラといえば帝劇や梅芸メインホールみたいな、2000人規模のとっても大きな劇場でやるものだと勝手に思っていたので、舞台からの距離が近くてうれしかったです。そして今回はイタリア語と英語両方の字幕も出てくれました。ベニスの商人の時よりかなり理解しやすかった。(ほっ)

劇場内部もすごく豪華。前回行ったゴルドニ劇場の比ではないほど豪華絢爛。2階席のセンターのバルコニー(一番いい席)のキンキラ具合なんて(表現が安っぽい)とんでもないです。天井の空色がとてもきれいで、まるで教会の中かのようでした。そして天井に時計が埋め込まれているのがとっても斬新。でもこれとっても便利でした。1階後方からだとかなり見やすいんですよね(笑)日本でもやってほしい(舞台に集中しなさい)。

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1階席から見上げるとこんな感じ。

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天井のシャンデリア。分かりにくい…

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舞台の上のほうにあるのが字幕のモニター。イタリア語が左に、英語が右に出てました。天井には時計が埋め込まれているのですが分かるかな…?

 

本日の演目は

 

AQUGRANDA  

 

聞いたことがなかったため、ググって調べても日本語のページが出てこない。おかしい。なんならWikiもヒットしてくれない。おかしい。

で、劇場の公式ページを検索すると、特設ページが当時はありました!

 

www.teatrolafenice.it

 

えっと、1966年に起きた海面高さ190センチのアクアアルタ*1から50年を記念して制作された、今年初演のオペラ。

…今年初演のオペラなの!?

どうりて日本人のレビューがないわけですね。

乏しい英語力をフルに使って読んできたHPのさっくりめの解説と、オールイタリア語で全く分からなかったHPに貼られていたリンクのYou Tubeの知識のみで、観劇に臨むことになりました。

 

舞台上の上手には男声、下手には女声のコーラス隊が。舞台センターには薄い水槽のようなセットが。上の写真の舞台中央に見えるガラスみたいなものが水槽です。この水槽がプロジェクター?として画像を映し出す役目もしていました。その奥に四角いテーブルと何脚かの椅子のみで、すべて真っ黒。不思議な世界です。

 

※ネタバレ注意※

 

コーラスから始まり、ベネチアの街並みの画像が水槽に映し出されます。不安を覚えるようなコーラスと、次々に進みだす映像の中、水色のワンピースを着た女性と上半身裸で下は黒い長ズボンをはいた男性たちが登場。彼らは、ヅカ的に表現すれば「波のダンサー」のようでした。抽象的なものを具現化する存在でした。しばらくすると、水槽のセットに上から雨のように水が降って水槽に溜まっていきます。そしてメインキャストの方々が登場して物語が始まる…という感じです。

この時点で、歌唱はオペラなのに、演出が現代劇すぎてまずびっくり。ダンサーがいるとは思わなかったし、背景がプロジェクションで映し出されるとも思ってなかったので、もうかなりびっくりです。

 

あらすじ (私が観て分かった限りなので、間違っている可能性大)

1966年11月4日。ひどい雨が降る日の夜。今日のアクアアルタはひどくなると考える人や、いつも通りだと考える人。こんな日なのにいい格好をして靴を買いに行く人やそんな夫を止める人。街の警察官や気象予報士?ヨーロッパ各地で荒れた天気が続いたこの時期。海面はいつもに増して上昇。風向きによって海面は上昇を続け、多くの人が不安に思う中、満潮時間を過ぎてもなお、海水面は上がり続ける。そして、午前一時を過ぎ、2世紀にもわたり街を守っていた防波堤が崩れ、ベネチアに水が押し寄せる。町全体が被害にあったため、次の満潮までにほぼすべての島民が別の島に避難することに。しかし、残ることを決めた4人の男たち。次の満潮の時刻がせまり、海面はまた高くなってきます。このままでは自分たちごとベネチアが一度沈むのでは…

 

っていうので、ストーリーの8割はこんな感じでした。1時間20分の一幕もののオペラです。主人公はだれ、というより、群像劇のように思えました。

見どころはやはり、水を使った演出!

夜が更けて雨がきつくなるにつれて、水槽に水がどんどん溜まっていき、渦をまくようになります。そして、メインキャストも海面が上昇することにより濡れていくさまを、ダンサーによって長靴*2に入った水をかけられて濡れていくことで表現されてました。そして満潮になる前くらいから舞台上はコーラス隊とダンサーのみとなり、ダンサーたちが水槽を上に押し上げるかのような振りで水槽が上昇していきます。そして、満潮の時になると、水槽の下から水が流れ出し、下にいるダンサーたちが文字通りびしょ濡れになっていきます。

この時の水の量が尋常ではなかったように思えます。スーパー歌舞伎を見た時もかなり水を使ってましたが、水槽によって目に見える量の水が流れ出す光景は圧巻でした。あの水どうやって処理しているんだろう?

その後は、ダンサーもメインキャストもみんな長靴を履いて登場しています。おもしろい(笑)

実際のアクアグランダの時の写真や映像もプロジェクションに使用されていました。水が引いた後なのに膝まで水があり、ヴァポレット*3の乗り場がひっくり返っている。まるで日本のひどい台風の後のような様子でした。

 

オペラといえば、古くから続く格式高い娯楽作品というイメージがありました。古典的なオペラがどんなものかは全く分からないけれども、きっとこれは現代劇であることはわかったし、オペラも進化を続けているのはミュージカルや宝塚と変わらないのだと思いました。そして、ただの娯楽作品にとどまらず、歴史を伝える役目を担い、最新の技術を使って新作を残していくのだとも思いました。

 

オペラの歌唱はもちろんですが、あの水の迫力や、コーラスの厚さは舞台に行かないと分からないもの。そして古きよき劇場で最新の技術による最新作を上演することに、こんなに違和感がないことがとても面白かったです。やっぱり、劇場に足を運ばないと感じられないことがたくさんあるし、行ってよかったなと思えます。やっぱり生のステージはおもしろい!!

 

 

*1:ベネチアで、満潮により道が沈む現象。毎年秋に発生する。ちなみに普段は満潮でも80センチぐらいで、道が沈むことはない。

*2:アクアアルタになると長靴が必須。ひどい日は未だに膝丈まで水面が上がってくるらしく、アクアアルタの日は、あの、日本でも見る、黒い膝までの長靴を老若男女関係なく大勢が履いている。

*3:ベネチア水上バス。公共交通機関。

シェイクスピア没後400年の年に英国グローブ座のThe Merchant of Veniceをベネチアで観てきた話。

2016年10月中旬 @ベネチア、ゴルドニ劇場

 

たまたま友人に「ヴェニスの商人やるらしいけど行く?」と聞かれて、「行く行くー!」と二つ返事でチケットをとってもらい、急遽行ってきた舞台です。海外の劇場は初めて。そして学割で14€という日本基準だと破格の価格設定にチケット購入時から感動してました。さすがヨーロッパ。

 

で、チケット買ってからポスターをよく見ると「グローブ座」の表記が。どっかで聞いたなぁと思って調べると、英国でシェイクスピアを上演してる劇場とその劇団ではないですか!年始にやってたまぁ様やコマさんがやってた劇団ね!

って気づいて一人で感動。しかも、ヴェネツィアヴェニスの商人って!しかも、シェイクスピア没後400年の年に物語の舞台の地で、シェイクスピアイズムを受け継ぐ(?)劇団による英語での公演って!もう見る前からまたまた感動がとまりません。

 

そもそもこのグローブ座の公演、このブログを書くためにもう一度調べると、世界各都市を周るワールドツアー公演のラストでした。

The Merchant of Venice / Shakespeare's Globe

 

リバプールをスタートしてN.Y.、ワシントン、シカゴ、広州、香港、北京、上海、南京、ロンドンを4か月足らずかけて周って最後がヴェネツィアでした。

とはいえ、海外の役者さんなんて全然知りません。(日本の舞台俳優さんですら、ほぼ知らない)シャイロック役の方などはすごく有名な方だったのも公演後に知りました。いやーすごい舞台を観てきたのに価値が全然わからない人間でほんとだめですね。

 

で、当日劇場へ。ベネチア本島にある、ゴルドーニ劇場です。

http://www.goldoniteatro.it/new/  (イタリア語です)

 

夜の8時半開演という遅さ。日本でも遅めの開演時間の舞台を増やしてほしいと思いつつ中へ。

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劇場の外観。前の道路は日本みたいに広くないので、恐ろしく外がごった返しています。

 

ロビーは改修されたようでとても綺麗。でもトイレの数の少なさにびっくり。一か所に5部屋くらいしかないのに回ってるってすごいな。今回は日本でいう2階席でした。海外では1階がグラウンドフロアになるので、私の席は一階と表記されてました。

私の席から舞台を見ると、こんな感じ。

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日本でいう2階3列センターブロック上手側って感じの席です。

 

劇場内はヨーロッパのオペラハウスみたいな感じがして、古いままの建物の内装やカーテンがかかっていたりと舞台のセットみたいに綺麗で感動。でも上からつるされているカーテンのせいで舞台の奥が見切れてしまったのは残念でした。そして開演後も足元のライト以外にも二階席だと薄暗くライトがついたままなのもびっくりしました。真っ暗にはならないのか!

 

そしてみんな自由!日本だときっちりした格好の人たちが集うイメージですが、もうスーツで行くと逆に浮いちゃうレベルでみんなカジュアル。イタリア人の友人から「普段着で来てね」と事前に言われてびっくりしていたのですが、本当に普段着で大丈夫でした。1階の人たちでさえ、最前列の人たちでさえ、ほぼスーツの人いないって日本ではなかなか考えられない気がして、このカジュアルさが根付く文化をうらやましいなぁと思っていました。

あと、公演中に若干前のめりで見る人がとっても多い!観にくいよ!アナウンスあったよね!?そして公演中に携帯電話をいじりだした数列前のおばさんは、本当に気になって仕方なかったのでやめていただきたかったです。日本でもなかなかしないよ、それ。

 

 

で、肝心の舞台ですが、英語上演、イタリア語字幕のシェイクスピア。初見。

 

 

 

 

…難しすぎた。

 

幕開きは仮面舞踏会のようなスタートで、数名のバンド?による生演奏で、演出にわくわく。仮面がとってもベネチアの雰囲気が出ていました。幕開きとはいえ緞帳はそもそも開いていたし、自然と演奏が始まって役者さんたちが踊りだして、いつの間にか全員集合していて、すごく不思議なスタートでした。

別に英語ができる人間ではないので、かすかに単語を聞き取りつつ、登場人物の識別を行うことでまず精一杯。Wikiの情報を必死で頭の中で思い出しながらストーリーを追ってました。ポーシャの婿選びのシーンは面白かった!キャラ立ちしてるってわかりやすいです。使用人のランスロットの場面では客席の人を舞台上に引っ張ってきて一緒にしていて、舞台と客席の近さを改めて感じました。

やはり圧巻だったのは裁判の場面かな。ユダヤ人のシャイロックの方の演技がすごかったです。やっぱりこういう時はオペラグラスを使いたくなるので、1人オペラを覗いて日本で観劇しているときのようにガン見してました。(笑)ユダヤ教からキリスト教に改宗させられるという判決を下された時の絶望感、悲壮感はすごかったです。無宗教の典型的な日本人である私にとっては理解するのが難しかったですが。

ラスト、大っ嫌いだった父がキリスト教徒に改宗させられたという判決を受けて悲しみに暮れる娘ジェシカの様子も印象的でした。その後ろで洗礼の水を浴びるシャイロックの、すべてを失った男の悲しみにつつまれて終わるのも、印象的でした。

 

で、なんと終演時間は夜の11時半!そんなに遅くなるとは‼!地元の人が平日に気軽に観に行けるというスタンスで作られているのがこんなところからもわかりました。それにしても、さすがに日本ではこの時間は難しいな…

 

終演後は日本人の友人たちとひたすらストーリーを確認しあい、ラストについて話してました。キリスト教徒万歳な描かれ方をしているように思えてしまうこのストーリーを通して、シェイクスピアが伝えたかったことは何だったのか。シェイクスピア作品である以上、そんなに簡単なメッセージなはずはないと思うのですが、無宗教の日本人でさえ考えさせられる物語は、やはり興味深かったです。現地の人たちはどんなことを思って観ていたのか気になるけれども、宗教が絡むと感想を聞きにくい…

 

日本で観ると、きっと日本人にわかりやすく演出されるだろうし、そもそも日本語上演であれば今回よりセリフの意味も分かるはずです。2,3年前にやってた蜷川幸雄さんのオールメールシリーズのベニスの商人を迷って見に行かなかったことをこんなに後悔するなんて思ってもみなかったです。でも、ヨーロッパでヨーロッパの作品を観ると、日本人の役者よりキマって見えるし(言い方)実際に舞台に本当に生きている感覚がよりするなぁと思います。あと、なにより普通のメイクでもみんな衣装がとっても似合う!さすがですね。

そしてやっぱり、舞台はおもしろい。役者さんが、舞台に関わる人が、全力で届ける公演を見ると、何かしら考えさせられ、心が動く気がして、やっぱり私は舞台が好きなんだなぁと思います。

 

というわけで、これ以外も観たい(というか観た)ので、もう少し海外の舞台の話が続きます。

今年のことという名の自分用メモ

何か全く更新してない。忙しいのかと聞かれると、よくわからんのだが、とりあえず不慣れなせいでブログ書くのに時間かかりすぎて全然PCに向かう気になれず、今年もあと1ヶ月半…早すぎるな。

 

あ、近況はラストにあります。ラストさえ読めば今後のブログ記事の理由が分かるはずです…!

 

今年はヅカヅカしてる1年でした。

三が日からシェイクスピアを観に行き、ラブドリでディズニー×宝塚×サイトー先生が私のツボすぎると思い、るろ剣みて、みりちなを観に中日まで行き(梅芸期間が忙しすぎたせい)かわいさに悶え、激情でたまちゃぴ…!となり、こうもりで初当日券を体験してたら新年度に。

その後、voice万歳\(^o^)/となり、ミーマイかわいすぎて久々に初日観れて楽しくて、NOBUNAGAはムラの間毎週末通って真咲さんのムラの卒業をお見送りしてたら梅雨明け。3ヶ月で花月しか見てないすさまじさ(笑)

その後始発に乗って暑いなかで当日券に並んでエリザを立ち見で観たり、ローマの休日のゆうみちゃんかわいすぎて悶えたり、ヴァルモンみりお様かっこよすぎて死亡したり、映画館のLVで号泣したり、桜華を立ち見で観て涙したりしてました。

 

うん、この情報誰も必要としてない\(^o^)/

 

NOBUNAGAは東京まで行ってしまったせいで、かなり貧乏。もうほんと貧乏。夢買いすぎた。身の丈考えてなかったですね。

 

おかげで、ヅカ以外の舞台はほとんど観てません。去年はこの時期で既に10作くらい観てたのに今年は4作。

スーパー歌舞伎ワンピース、NODA MAP逆鱗、ヨーロッパ企画 来てけつかるべき新世界、エリザベート

うん、系統バラバラすぎる。でも全部よかったなー。

 

で、今に至る。ほんとは色々感想あるし、忘れないうちにーと思ってたのですが、まあ、順調に忘れてます。ただでさえ人一倍記憶力ないから余計に忘れてる。(威張るな)

そして今、ヨーロッパにおります。年末に日本に帰る予定です。まさかのヅカが見れない。まさかの、たまさまお披露目アーサー王見れなかった。あーされいこさんトレードもゆきちゃんトップ就任も海外で知るという事態。とりあえずかわいい真咲さんのインスタを毎日チェックして生きてます。年明けのグランドホテルのチケットとれるかなーという状態です。

 

なので、しばらくは、海外で観た芝居の感想をアップできればなーと思います。まあ、私のことなので、途中で挫折しちゃう可能性大ですが。

ひょんなことからこのブログにたどりついた方、別に海外までミュージカル遠征してるようなコアファンのブログではないので、ご注意ください!

私はただのしがないライトで貧乏な芝居好きです。

宝塚で世界旅行!! 2015

 

あけましておめでとうございます。

年内に記事をもうひとつ…と書いておきながら年が明けて何日過ぎたか。私っていつもこうなんですよね。2016年はできるだけ観劇の感想を残したいものです。

と書いておきながら新年早々に観劇記録ではない記事からスタートいたします(笑)

 

 

年末年始に2015年の観劇スケジュールを自分用にまとめていた時、ふと気付いたんです。「宝塚観てたら、海外のいろんな国見てるのと少し近いのではないか…!?」と。1年間で結構いろんな国見ている気がしたんです。

 

…ということで、気になってまとめてみました。

ちなみに、2015年公演のバックナンバーはこちら。

 

kageki.hankyu.co.jp

 

というわけで

2015年お芝居(ミュージカル)で舞台となった国一覧!

まずは大劇場公演!

 

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色分けは適当にしたので見にくいかもしれないです。

9公演で6カ国、そのうち1カ国2公演は日本ですね。そして前半のフランス率の高さ…!

時代が違ったので観劇の時はあまり思わなかったですが、日本も割合としては高かったんだなぁと思いました。

 

そしてこれを世界地図で旅行したかのようにすると、こうなりました。*1

 

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見事に、前半は欧州あたりで白地図の左側、後半はアジアやアメリカで白地図の右側を飛んでいた感じなんですね。地図だけ見ると世界を横断したかのようです。

日本→アメリカ→日本の移動が、なかなかに飛び回っている感じですね(笑)大劇場を全通すれば、ヅカファンは去年一年でもこんなに飛び回っていたらしいです。(舞台を観ている間だけですが)

 

じゃあその他の劇場(別箱)は?といえば、こうなりました。*2*3

 

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大劇場公演とは違い、アメリカが舞台の作品が多いですね!しかもキャッチミーとスターダムとA-ENは現代のお話なので時代設定被りまくってたんですね。

大劇場公演では多かったフランスが舞台の作品は1作(それもベルばらのみ)だけで、イギリスの作品もけっこう多めですね。和物も割合として多いです。

 

舞台となった国を色で塗ると、こうなりました。斜線は大劇場のみで舞台となった国、塗りつぶしは別箱で舞台となった国です。(色塗りが雑すぎて申し訳ないです。アラスカとか端折ってしまった…)

 

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分かってはいましたが、やっぱりアジアは少ないですね。和物もいいけれど、中国が舞台の作品とかもそろそろしてほしいかも。

 

 

「宝塚を観ていたら、海外のいろんな国を見ている」と勝手に思っていましたが、実際に調べてみると、決まった国を周遊している状態だったんだなと思います。そりゃヨーロッパが一番絵になるのは分かっていますし、欧米作品メインになるのが嫌というわけでは全くないのですが、たまにはいつも舞台にならない国を舞台にした作品も見てみたいです。そういう意味では舞音は新しかったなぁ。

 

 

最後に、今発表されている時点での2016年の大劇場公演で舞台となる国はこちらです。

 

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…今年は3カ国周遊を2回して、日本にやたら帰国する年になりそうですね。今後の演目発表に期待…!

 

 

 

*1:カリスタ島が架空なため、とりあえずコルシカ島にしております。

*2:ショーのみの作品やコンサートは除く

*3:大海賊、メランコリック・ジゴロともに私が未見で、公式にも舞台となる国が書かれていなかったため、あいまいな表記と空白になってます。

【700字感想】パッション

 
気づけば年末。あれもこれもやろうと思っていたのに全然できないまま年の瀬に突入しているのは私だけでしょうか?思ったより舞台感想をまとめれていない…
鉄は熱いうちに伐て。感想は早いうちに残せ...
のつもりがかなり経ってしまいましたが、大千秋楽を観てきました。
井上芳雄さん見たさでチケット取り、初めて舞台で拝見しました。
 
 

 

 あらすじ (公式HPより)

 

19世紀のイタリア、ミラノ。騎兵隊の兵士ジョルジオは、美しいクララとの情熱的な逢瀬に夢中になっている。しかし、ほどなくして彼は、ミラノから辺鄙な田舎への転勤を命じられ、その地で上官リッチ大佐の従妹フォスカに出会う。病に冒されているフォスカは、ジョルジオを一目見て恋に落ち、執拗なまでに彼を追いかけるようになる。クララへの愛に忠誠を誓い、フォスカの愛を受け入れないばかりか、冷たくあしらうジョルジオだったが、やがて......。

      

 

 

原作も知らず、三角関係のドロドロ劇かと思っていたのですか、そんなことはなく、3人の男女の愛の話だったのですが、もっと愛という本質は何かという疑問を提起するような話のように思えました。上手く伝えられないのですが。歌も多いし、ミュージカル的な動きも多いし、間違いなくミュージカルなのに観終わったあとはまるでストプレを観たような感覚になりました。誰が考える「愛」も間違っているとは思えないし、そもそも正解なんてないだろうから自分はどうなのかを考えると私の脳内ではキャパオーバーが発生しました(笑)

ジョルジオって、他の作品でも出てきそうないい人だと思うんです。 クララとのよくある不倫に溺れるけれど、いい人だからフォスカを拒否しても無視できない。でも、普通の人だからこそ、彼が選択した運命によるラストが印象的でした。そんな人を普通なまま主人公として舞台上で存在させていたのがすごいなぁと思います。歌ももちろん上手。あと、軍服姿がかっこいい。カッチリした軍服を着るからこそのギャップが個人的に好きでした(笑) アンサンブルの方たちも素晴らしかったし、クララの和音さんもよかったけれど、この舞台は何といってもフォスカのシルビアさん!こちらも舞台上で拝見したのは初めてだけれど、迫力がすごかったです。 自分の人生に突如現れた最後の光のようなジョルジオにむかって他人が見ると「重すぎる」愛を表現するのだけれど、実は純粋でまっすぐな愛に見えました。最期に彼を愛せたことで彼女の世界は色がついて、彼が最後に一瞬振りむいてくれて、すごく幸せだっただろうなと思えました。亡くなってからのラストシーンで登場した時の彼女がとても美しかったです。

 

 

700字って短いですね…気づいたらオーバーしてました。(自分で設定したんだろ)

実はこれを観た前日に月組の舞音を観たので、しばらく愛とは何かを考えさせられました。

舞台作品には愛がテーマ(のひとつ)になるものが多いと思います。ミュージカルや、私がよく見る宝塚では特にたくさんありますが、宝塚では特に、そのすべては夢の世界で語られる美しい愛であるんだけれど、世の中にあふれる愛はそんな美しいものばかりではないという、よく考えれば当たり前のことを今一度気づかされた気がします。結果的に(精神崩壊という)破滅の道をたどったジョルジオは、舞音のシャルルが自ら破滅へと進んだのとは違いがあると思いますが、二人ともその選択をとることあになるのは愛が自分の感情ですべて制御できるものではないことを示しているのかなぁ…なんて考えてました。

まあ、自分の考えがまとまらず、とっ散らかったまま思考を放棄しているんですけど。

いろいろ考えさせられ、いい疲れを味わえた作品でした。何年後かに再演してほしい。もう一回考えさせられたいなぁと思います。

 

 

 

観たのに書けていない感想がまだまだたくさぁんあるわ(byジャッキー)って状況ですが、できるだけまとめたいです。いやもうホント切実に時間とやる気ください。

 

 

【700字感想】七年ぶりの恋人

 

「700字だから書けるだろう」と思った一か月前の自分に「お前,それ甘いよ」と言ってやりたいです.だって一か月もたってますから.その間に4作も観てるのに一向にアップできない私.700字を考えるのが思ったより難しかったんです.いや,頑張って更新したいという気はあるんですけれど.とりあえず直近に見たものから.

 

というわけで,ひさしぶりの更新は初めて宝塚以外の舞台の感想です!大人計画ウーマンリブ大阪公演.大人計画は今年の「キレイ」を観劇してから割と見に行っているのですが,今回は初のクドカン作品を観てきました.クドカンさんの映画もドラマも(あまちゃんさえも)見たことなかったんです.

 

 

ウーマンリブvol.13「七年ぶりの恋人」 | 大人計画 OFFICIAL WEBSITE

 

 

あらすじ

 

 

…を書こうとしたのですが書けない…ヅカ以外なら公式のあらすじを載せておこうと思ったのですが,オムニバスコメディ.私にはそれをうまくまとめる文章力はありません.とりあえず,「コンソメパンチ」という昔のアイドルが復活するとかいう話が絡んだり絡まなかったりするコントがオムニバスで次から次へと繰り広げられていった.という感じです.見た人にしか伝わりませんね.すみません.

 

 

 

で,伝わらない舞台の伝わらない感想はこちらです.

 

 

初めてオムニバスを舞台で見たけれど,とっても面白かった.「いやー,舞台観てるわぁー」って思わせてくれる内容で.客席で初めてくらいに声を出して笑い,2時間の舞台を観終わった後の“笑いつかれた”という感想になったのは初めてかも.前日に見ていた“清く,正しく,美しく”とは程遠い世界の中,あまちゃんの影響か小学生くらいの親子連れの方や女子学生がほかの舞台より割合として多い気がしたのですが,近くに座っていたDSに夢中な小3くらいの男の子とかが観るとどう思うんだろうとは思ってしまいました.

アイドルユニット“コンソメパンチ”が20年くらいぶりに復活する!ということで,メロディや役も当時のパロディになっているようなのですが,なんせ私自身がその年代ではないため,「ああ,それそれ!」という共感ができなかったのが悔しい.

だけど,爆買いや夏フェスといった時事ネタや,とにかく明るいあの人のようなパロディもあって,ストライクゾーンじゃない私でも全然楽しめました.

個人的に好きだったのはCR伊勢志摩8.どうやら以前から続くシリーズのようですが,もちろん初見なのにすごく面白かった.いい年した大人の全力のアクションシーンがあるからこそだと思うんだけれども,パチンコの台がテーマになっていることが今までにない感覚すぎてとっても面白かったです.

キャストも劇団員だけのたった8人だからみなさんほぼずっと出ずっぱりだったけれど,なのに飽きないってすごい.そして舞台上でもみなさん自由で.だけれども実際きっといないけれどもいそうな人を体現していて,それに加えて人を笑わせてくる.脚本のクドカンも,キャストの皆さんもすごいなぁと思います.“コンソメパンチ”の伊勢志摩さんと池津祥子さんのナチュラルなおばさん感がリアルでした.

 

 

 

と,まぁ相変わらずに私しかわからない感想ですね.とにかく2時間何もかも忘れて笑いに行った!って感じでした.

私,公演の曲とかって割とすぐ忘れちゃうことが多いんです.公演を観る前や見た後も映像や曲を聴いていたらずっと耳に残るのですが,たいてい寝たら忘れちゃうという貧弱な記憶力なのです.でも久しぶりに“コンソメパンチ”の“七年ぶりの恋人”は頭の中をグルグル回っています.あのゆるりとした感じが好きだなぁなんて思います.復活したコンソメパンチのふたりのPVとかあればYou ○ubeで何回も見たくなるなぁなんて思います.決してこの感じが「懐かしいなぁ」なんて思う年齢ではないんですけどねぇ.

 

 

宝塚以外の舞台の生観劇は実はこれが最後でした.ミュージカル以外も観るようになったのを反映しているようです.どんどん花組月組に比重が重くなってきているけれど,来年もいろんな種類の舞台を見たいなぁと思います.

いや,年末のあいさつみたいになってますが,予定ではまだこのブログは更新するんですけれどね!

 

 

【700字感想】花組 新源氏物語/Melodia

 
というわけで、早速頑張ろうとしました。予定からは遅刻ですがとりあえずできた!
明日海様率いる花組公演です。大劇場は千秋楽を迎えましたが、東京はさらにパワーアップするのかと思うと見たくて仕方ないですが、諦めて大劇場の感想を。何度か観たのですべて合わせての感想。ちなみに新源氏物語の原作は読もうとして中巻の途中で諦めているため、源氏物語の知識は全然ありません。

新源氏物語 (上) (新潮文庫)

新源氏物語 (中) (新潮文庫)

新源氏物語 (下) (新潮文庫)

お芝居とショーで700字ずつ(を目標に)書いてます。

 

kageki.hankyu.co.jp

 

源氏物語

 

幕開きチョンパから華やかだった。けれど白塗りだとなかなか人を認識しにくい。近くで見れるわけではないので正直スターさん以外わからない。でも、平安物は美しかった。着物が美しい。そしてそれを着るジェンヌも一層美しい。

みりお様の美しさは格別。光源氏であることに文句をつけれない麗しさ。そしてひたすら藤壺様を熱く追い求めているけれども、彼に関わる全ての人に対していつも誠実だなと思えた。千秋楽近くではクライマックスで大号泣している姿が印象的だった。

藤壺かのちゃんはどんどんたおやかになってた。でも女の芯の強さもあって、逢瀬の罪の意識とよろこびや、皇子誕生の時に罪を背負い皇子を守る覚悟をする様子は、「罪は清様とわたくし、二人だけのもの」 「あなたの名前は希望」という春の雪の聡子を思い出した。日本人女子の共通点?あと逢瀬の時の体の反らしが公演後半になるにつれ美しくなっていってた。娘役さんすごい!

今回は娘役に役が多くてかわいこちゃんいっぱいで眼福でしたが、特に可愛かったのはやっぱり若紫うららちゃん!光る君をお兄さま呼びして追いかけっこして純粋な笑顔を向けていて。初々しくて愛らしいという言葉を具現化しました!って感じ。その可憐さはそのままにおしとやかに成長した紫の上べーちゃんもかわいかった。宴の後、光る君にかける「あなた、」の言い方が個人的ツボ。

あと個人的に好きだったのは王命婦くみさん。歌声が素敵なだけでなく、しっかり歌詞が私の中に入ってくるからストーリーテラーとしてもすごくよかった。

公演後半になるとはじめの頃より舞台全体に流れる時間がゆったりとして、より平安時代らしくなり、より感情を伝える芝居になってたように思う。逢瀬の場面とれいちゃん柏木は特にそう思ったなぁ。

 

 

Melodia

 

ザ・宝塚なド派手な衣装と銀橋フル活用であっというまの50分。初日すぐくらいはミスなどでわたわたしてたけれど、前楽となるとみんなすっごく楽しそうにしているのがよく伝わってきた。

個人的ツボ その①:プロローグの手を顔の前に持ってくるような振付がかっこよくて好き(伝われ)

その②:ダウンタウンでポリスのイブ氏とガイちなつさんの一瞬のやりとり。ポリス仕事そっちのけで喜んでるよね。

その③:黄金卿のみりかのが初めて目が合ったとき。「ハッ!」と恋に落ちる?かのちゃんの表情が好き。黄金卿はコンキスタドールが上手下手に分かれてセンターの王たちを見てるときの曲に合わせて一瞬客席振り返る振りも可愛くて好き。

その④:フィナーレ娘役ナンバーでのじゅりあさん金髪ボブと鞠花さん黒髪ボブ。あと前楽のこの場面ラストでのりりかちゃんのスマイルがとってもかわいかった。

その⑤:前楽のデュエダン銀橋で歌うみりお様のマイクのエコーがすっごくかかってた気がする。音響さんどんどんやる気になってた?

・中詰のちなつさん女装で何度見ても足の長さに驚愕。キキべー同期で銀橋に胸アツ。みりお様スキャットに被弾。男役の色気とオラオラ感があって好き。

・今回のロケット可愛くて好き。うらら嬢のかわいさ炸裂してる。横の音くり寿ちゃんもかわいかったぁ。黒燕尾はもちろんかっこいい。ルンバの退団者の銀橋渡りで前楽は大きな拍手があって温かかったし、娘役が大勢渡っていたのが嬉しい。

・じゅりあさんが娘役を引き連れるだけでなく黄金卿の場面などでは男役まで引き連れててかっこよかった。どの場面も可憐にキメてく花娘スピリット炸裂だったなぁ。

・初日すぐくらい、美怜ちゃんがすごく視界に入るなーと思った。星組育ちで押し出しや魅せ方が違うのかな?ショーの間ずっとキラキラした女の子だった。

 

 

 

 

…これですでに732文字と755文字です。700字は思ったより短く、うまく収まりきらなかったことが多々あります。ただでさえまとまらないのに書きたいことを羅列したせいで自分以外には伝わらない、観ていないと場面も分からない、まさに自分用のメモですね。お芝居とショーでは書く形式も変わっているし…

きっとこんな調子で続いていくと思います。そのうちキュッとまとめた文章に上達するようになれば…!

 

今年の公演で振り返れるものはいくつかは書きたいですが、きっと私の生活からしてあと1、2公演てところでしょうね。これから観る公演もいくつかあるので、その感想は何とかして残します!宣言したからには頑張る!

まずは、週末なので劇場に行ってきます。