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夢を買う女

身を持ち崩さない程度に夢をみる女のひとりごと

麗しの君を追いかけて ―初遠征があった1日を振り返る―

宝塚 旅行

またもやお久しぶりです。前回の記事を見てみれば、月一では更新したいなんてことを書いているのにもう3か月以上経っているという事実。しかも「遠征はしませんが」とか書いていたのにこんなタイトルで記事を書くという。フランス革命のひとりごとの続きも書きたいのですが、とりあえず自分の人生における一大イベントから書いておこうかとおもいます。(大げさ)

 

※舞台感想はかなり少ないです(ヲイ!)※

 

 

遠征。それは手を出してはいけないもの。ヅカにはまってしばらくしてから思ったことです。中毒症状になる可能性が高く、一度すると抜け出せない可能性がある。そして私の財布を蝕んでいく。舞台も中毒性があり、たいがい麻薬のようですが、きっと遠征もそのひとつだと思っていたのです。なのに手を出してしまうなんて。贔屓のサヨナラまでは我慢しようと思っていたのに…そんな決意も水の泡ならぬ羽根のついた諭吉となったのでした。

 

実はこの夏はプライベートが忙しく、大劇場で雪組公演を観劇することができませんでした。この時期が忙しいことは前から分かっていたので、これは我慢だな…と思っていたのですが、制作発表の映像を見たらすっごく観たくなるつくりで!それに加えて大劇場で初日を迎えて以降、ネット上でよい評判を沢山聞くから観たくてたまらない!それに加えて9月は大好きな月組で龍さんが初のコンサート!東京もあるではないか!しかも大楽はダブルできそうではないか!ということで行きたくて仕方なかったのですが、財布の状況を考えると行くべきではないことは明らか…と思ってかなり悩んでいたのです。

でも冷静になった時、「東京はただでさえチケット難だからそもそも行けると思って予定を立てることが違う!」と結論付け、「まあ当たらんけど取りあえず…」と応募した抽選にまさかの当選したことが私の人生における一大イベントのはじまりでした。でもあまりに信じられず往復の夜行バスの手配やチケットの発券をギリギリにしてあたふた。現実に思えないまま東京に行ってきました。

 

スケジュールは東宝マチネを観てからのシビックソワレ。できるだけ遅い到着のバスで行き、できるだけ早い出発のバスにしたので東京滞在は14時間ほど。しかもシビックソワレは大千秋楽。いつもダブルするとクタクタになってしまう人間のためそれ以外の予定はなしです。

それほど遠くないようなので東京駅から日比谷までは徒歩で。「アーネストをしていた国際フォーラムってこんなにすごいのか」とか、「有楽町の駅にガイズの広告!」などと思いつつ、どう見ても同じ方向に向かう人の波にのるのですがなんかムラよりもみなさんが洗練されているように思える…私、田舎者感が丸出しだ…などと焦りました。シャンテを見ると「クリエはこの中にあるのか!」とウキウキし(今回行かないのに)、東宝前の道を見たときは「東京楽で退団者がお花持って出てくるところ!」とテンション上がりました。

それにしても道に人だらけで、FCの方々も劇場外にいらっしゃり、どうしてだろうと思えば劇場の建物に入る時点でチケットもぎるんですね。中に入ってみると人口密度がすごい!大劇場の広いエントランスホールに慣れているためすごく四角い空間に思えました。「よく撮影に使われるパネルがある!」と思いつつプログラムをゲットしてエスカレーターを上り2階席へ。フロアごとに売店があるのも新鮮でした。

東宝ってなんだか劇場もコンパクトですね。S席だったのですが、後ろの方までが近く思えてびっくりです。S席だと舞台も近くて見応えもありました。東京版のプログラムも初めて手に入れたのですが、舞台写真が載ってる代わりに宝塚版にあるスターへのインタビューと稽古場写真はなくなるんですね。舞台写真一つ一つが大きくて嬉しい。ショーの緞帳?の「ラ」が見切れるってこのことか!と思いつつ雪組堪能しました。

 

東宝を出てから次の劇場に向かうまでに時間があったので少し寄り道。日生劇場の前を通り、「伯爵令嬢ここか!」と思い、皇居を見ながらうろうろして帝劇前まで行ってきました。夏のエリザベートを泣く泣く我慢したので、「これが帝劇…!」と思い、ジャニオタで溢れ、完売御礼の文字を見ながら通り過ぎて地下鉄で移動しました。

 

地下鉄の出口で遠いところに出てしまい、「東京分からん!」と思いつつ何とか文京シビックホールに到着。入口見つけにくいうえに、千秋楽のためファンの方々の熱気に圧倒されつつ1階席へ。こちらはすごく奥行きのある劇場でした。そして噂には聞いていたけれども音響が素晴らしかったです。東宝が横に長い長方形だとするとこちらは奥行きのある四角い感じでした。座席の間隔も広めで、ゆったり座れたような気がします。1階でも結構後ろの方でしたが十分楽しんできました。

 

後楽園の丸ノ内線の乗り場が地上にあるなんて思わず割と迷いながら東京駅へ。感想メモを残していたらすぐに夜行バスに乗らなくてはいけない時間に。翌日を思うと早く帰りたかったので9時東京駅発の夜行バスに乗ったのですが、ヅカ充しすぎてクタクタだったため即効寝てました。あまりにもあっという間でしたが、とっても充実しておりました。そして案外遠征ってしやすいのかもと思ってしまい自分の中のハードルが下がったのが恐ろしいところです。

 

で、肝心の舞台はというと、どちらもとっても良かったです!生で空間を共有できてよかったと本当に思えました。

泣けるといわれていた星逢一夜(漢字ちゃんと出なかった…)はほぼ泣かない私でも泣いたし、ちぎみゆだいのトリデンテにやられました。イケメンクールな外国人のガイたちとは違う、日本人らしい考え方、そして和物でこそ味わえる(と思っている)訛りがツボです。実年齢からいくつ離れてるんだよレベルの子役に違和感がない雪組子さん本当にすごい。みんな美形なあんな子たちが近所でわちゃわちゃ遊んでいてほしいですね。ラストでまた子役に戻るのも泣けるポイントになってしまいます。これを一日二回とか、100公演近くとかやってのけてしまうタカラジェンヌの精神力もすごいなと思いました。

「ラ」の方は、早霧さん中心の雪組らしい熱さ溢れるショー―だなという印象。次から次へとカラフルな衣装を着たジェンヌさんたちがたくさん歌ってたくさん踊る!目がいくつあっても足りなかったし、舞台いっぱいに人が溢れているとそれだけで発せられるエネルギーの量がすごいんだなと思いました。

ドラゴンナイトは実は梅田でも見ており、9/1の初日の舞台の衝撃は今でもよく覚えています。目まぐるしく舞台が変わっていき、出演者が少ない文多くの人に見せ場があり、下級生と龍さんの組み合わせによって新たにその下級生の魅力を発見できました。そしてAct2が開いた時の初日の衝撃は今後なかなか宝塚を観劇しても味わうことのできないものだと思います(笑)初日の何が見れるかわからないワクワク感も楽しかったですが、千秋楽特有の出演者、観客ともにある興奮やそれによる劇場全体に広がる一体感を感じることができて本当によかったです。美弥さんや龍さんの満たされた笑顔や胸いっぱいになっていらっしゃる(と思う)ウルウルした瞳をみると、この場に居合わせれて幸せだなと思いました。1階席で観れたため、客席降りの時に近くにジェンヌさんがいらっしゃると、「タカラジェンヌって実在の人物なんだ」と夢の世界が目の前でリアルにくり広げられていることを実感しました。

 

 

遠出をしてまで好きなものを見に行くことは、それだけ嵌るものがある人にしかわからない特有の世界があるように思います。私自身、宝塚や舞台に嵌るまでは「どうして時間とお金をかけてわざわざそんなに遠くまで一瞬のために行くのか」と疑問に思っていたのですが、そこにはどのジャンルにも共通して「その時間と空間を共有する」という本人にとって見合ったものが得られると思えるから行くんだなと思いました。実際、生でこれらの作品を見ることができ、高いお金を出してでも行ってよかったなと思えましたし、きっとまたするんだろうなと思います。

 

長々となった割に結局何が書きたいのか不明なままですが、とりあえず、私のシルバーウィークは楽しかったです!楽しくもなんともない文章にお付き合いくださいました方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました。